緑区・天白の消化器内科・胃腸科・整形外科・健康診断ならさくら医院

初診のご案内ご予約方法

外来診療:052-892-7300健康診断:052-892-0200

外来診療時間 9:00-12:00 / 15:00-18:30(月-土)

MENU

子宮筋腫

子宮筋腫とは?日本人女性が4名に1人がかかるってほんと?

子宮筋腫は、婦人科で扱う腫瘍(しゅよう)のうち最も数が多いものです。
成人女性の4人に1人は持っていると言われているほどよくある病気なのですが、時に不妊の原因となることはあまり知られていません。
今回は、子宮筋腫とはどんな病気か、子宮筋腫のできる場所、子宮筋腫の原因と症状、子宮筋腫の診断と検査、そして治療について詳しくまとめました。

子宮筋腫とは

子宮筋腫とは、子宮にこぶ(良性の腫瘍)ができる病気です。
もともと子宮を構成している筋肉(平滑筋)が「こぶとりじいさん」のこぶのように膨らみます。
1個だけの人もいれば、一人で同時にいくつもの筋腫を持っていることも珍しくありません。
知らずに放置していると、30kg以上の巨大筋腫となることもあります。

子宮筋腫は婦人科で扱う腫瘍のなかで最もよく見られる腫瘍です。
若い女性には少なく、30歳代女性の20~30%、40歳以上の40%にみられるといわれています。
晩婚化により、妊娠して産婦人科を受診したことで初めて発見されることも多いです。

子宮筋腫ができた場所や大きさによっては、妊娠に影響が出ることがあります。

子宮筋腫の種類と出来やすい場所について

子宮筋腫といっても、できる場所によって症状や治療の必要性などが異なります。

粘膜下筋腫

子宮の内側にできた筋腫を粘膜下筋腫と呼びます。
子宮の内部に筋腫が出っ張る形になるので、最も症状が出やすいタイプです。不妊や不育症の原因となります。

筋層内筋腫

子宮の筋肉の中にできるのが筋層内筋腫です。
場所や大きさによっては子宮内に出っ張るため、不妊や不育症の原因となります。

漿膜下筋腫

漿膜下(しょうまくか)筋腫は、子宮の外側を覆う漿膜と子宮の間にできる筋腫です。
子宮の内側に飛び出すことは少ないので、かなり大きくなるまで自覚症状がないことがほとんどです。

子宮筋腫の原因

今のところ、子宮筋腫ができるはっきりとした原因はわかっていませんが、筋腫の成長に女性ホルモンが関わっていることは明らかです。

子宮筋腫の症状

子宮筋腫はできた場所やその大きさによって、色々な症状が出現します。

出血量の増加

子宮筋腫の症状で最もよく見られるのが、生理の量の増加です。
昔より出血量が多くなった、レバー状の血のかたまりが出てきたなどのことがあれば要注意です。
また、生理の期間が10日以上に延びることがあります。
さらに、生理の時以外に出血や茶色のおりものが見られる不正出血を生じることがあります。

貧血

出血量が増えることによって、貧血となる人がいます。

生理痛

生理痛がひどくなることがあります。

筋腫が膀胱や腸を押すことによる症状

子宮の近くには膀胱や大腸があります。
周りの臓器が筋腫で圧迫されることによって、頻尿(ひんにょう:お小水が近くなること)や尿閉(にょうへい;お小水が出なくなること)、便秘などの症状が現れます。
また、筋腫の大きさと場所によっては腰痛が出ることがあります。

腹部腫瘤(ふくぶしゅりゅう)

子宮筋腫が大きくなると、お腹のあたりで腫瘍に触る時があります。

子宮筋腫の診断と検査

子宮筋腫の診断は、主に内診と超音波検査で行います。

筋腫がかなり大きい場合、筋腫の中にがんの成分が含まれている可能性がある場合、また手術が必要な可能性がある場合などは、追加で骨盤CTおよびMRI検査などを施行します。
また、出血量の増加によって貧血を起こしていないか、子宮内膜症など他の病気がないかなどを調べる目的で血液検査を行うことがあります。

子宮筋腫の治療

基本的には、自覚症状がない子宮筋腫は治療の必要はなく、経過観察を行います。
小さな筋腫の場合は半年に一度程度病院を受診し、筋腫の大きさや形に変化がないかを診てもらいましょう。
急に肥満が進行した(お腹が膨らんできた)、症状が物凄く強くなったなどの場合は、筋腫が急激に大きくなってきたことが予測されます。
早めに婦人科を受診しましょう。

治療が必要な子宮筋腫には、以下のようなものが挙げられます。
年齢や将来的に妊娠の希望があるかなどを踏まえて、治療方針が決められます。

  • 症状があり日常生活に支障がある
  • 出血量が多くて貧血が強い
  • サイズが大きい(おおむね10cm以上)
  • 大きくなるスピードが速い
  • 将来的に妊娠を希望している

子宮筋腫の治療法

子宮筋腫の治療法には、薬物療法と手術療法があります。
手術療法には、子宮全摘(しきゅうぜんてき;子宮を全て取る方法)と筋腫核出(かくしゅつ;筋腫のみを切り取る方法)があります。

薬物療法

閉経が近い場合に多く用いられます。 ホルモンを低下させて閉経後と同じ状態を作る薬(GnRHアナログ)が用いられます。 薬によって筋腫は小さくなりますが、薬を止めると元の大きさに戻ります。 副作用として、更年期障害が出ることがあります。 また、骨の量が減るので、若い女性にはおすすめしにくい治療です。

そのほか貧血を改善させるための鉄剤や、痛みを取るための消炎鎮痛剤などが必要に応じて用いられます。

手術療法

手術療法には子宮全摘と筋腫のみを切り出す筋腫核出術があります。
いずれもお腹を切る開腹と、お腹を切らずに膣または子宮からアプローチする膣式・子宮鏡下手術があります。

また、手術に準じる方法として、筋腫に栄養を送る血管を詰めて筋腫を小さくする方法(UAE - Uterine Artery Embolization)があります。
元々は子宮の癌の治療として用いられていたものですが、最近は子宮筋腫の治療にも応用されています。

筋腫によって日常生活に大幅な支障が出ており、本人が手術を希望する場合が適応となります。

子宮筋腫と妊娠

症状のない子宮筋腫は、妊娠をきっかけに偶然発見されることがあります。
ホルモンの影響もあり、子宮筋腫は妊娠中に平均20%あまり大きくなるといわれています。
筋腫の場所や大きさによっては切迫流産や早産、また帝王切開など妊娠・出産時にトラブルとなることがあります。
そのまま厳重に経過観察するか、それとも筋腫を取り除く手術を行うかを慎重に検討する必要があります。

子宮筋腫と更年期

子宮筋腫の成長には女性ホルモンが関わっているため、更年期になると筋腫は徐々に小さくなるのが普通です。
このため、ホルモン検査から更年期がそろそろ近いと思われる方については、お薬を使用し更年期を早める方法がとられます。
更年期から閉経に至っている場合は、本人と相談し、子宮全摘術を行うこともあります。

しかし更年期にも関わらず子宮筋腫がだんだん大きくなる方は、注意が必要です。
確率はそれほど高くはありませんが、まれに子宮筋腫が悪性化することがあります。
ある一定以上の大きさの子宮筋腫のある方について、医師から『もう大丈夫ですよ』と言われるまでは定期検査のために通院を続けるのが望ましいです。

まとめ

子宮筋腫は女性によくある腫瘍ですが、特に妊娠の希望がある場合は放置しておくと良いことがありません。
今すぐではなくても将来子どもが欲しいとお考えの方は、一度婦人科を受診しチェックを受けてみることをおすすめします。
子宮筋腫がすでにある方は、症状がなくても急に大きくなったり悪性化(がんになること)することがありますので、婦人科での定期検診を続けましょう。

ご予約はこちら

WEB予約 電話をかける

さくら医院 所在地情報

名称

医療法人参方善さくら会 さくら医院

所在地

〒458-0041
愛知県名古屋市緑区鳴子町三丁目49番地23ナルコス 1階2階
(マックスバリュ鳴子店まえ建物)

医療法人参方善さくら会 さくら医院

院内の様子はYouTubeでご覧いただけます

※本ページは情報提供ページです。本ページ内の医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。

参考:
*1 金沢さくら医院婦人科サイト 子宮筋腫
https://sakura-womens.com/disease/fibroid.php
*2 公益財団法人日本産科婦人科学会 子宮筋腫
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=8
*3 今日の臨床サポート 子宮筋腫
https://clinicalsup.jp/jpoc/ContentPage.aspx?DiseaseID=1720&SearchTerm=すべて&SearchText=子宮筋腫#TOP
*4 女性の健康推進室ヘルスケアラボ 子宮筋腫
https://w-health.jp/caring/hysteromyoma/

キャッシュレス決済を利用できます