予約の際の注意事項
大腸カメラ検査は予約日の3日前までに事前診察を受診する必要があります。
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胆石とは、肝臓や胆嚢(たんのう)、胆管にできる結石です。この結石ができる箇所によって「肝内結石」「胆嚢結石」「胆管結石」と呼び方が変わります。この中で最も多いのは胆嚢結石で約8割を占めます。
胆石はその構成成分によって「コレステロール石」と「色素石」に大きく分けられています。このうち日本人の胆石症患者さんの8割は「コレステロール石」で、さらに日本人の胆石保有率は年々増加しています。この背景には食生活の欧米化、高齢化があります。
胆石のリスク要因は女性、肥満、急激な減量、妊娠回数の増加などが挙げられます。年齢を重ねるにつれて胆嚢の収縮機能が低下することも関連しています。高脂血症や食生活の欧米化に加え、不規則な食生活、ストレスなどの生活習慣も原因と考えられています。
胆石症になっても2〜3割の人はほとんど症状が出ないことがあります(無症状胆石)。ですが半数以上の人が右上腹部や右肩やその周辺に痛みが現れます。この痛みを「胆道痛」といい、特に食後に出ることが多いです。この胆石が原因で胆嚢や胆管に炎症を起こす「胆嚢炎」や「胆管炎」に細菌感染が加わることで「急性胆嚢炎」「急性胆管炎」になると命の危険を伴います。
胆嚢内の胆石の発見に最適な方法です。
胆嚢壁の腫大の様子や胆嚢壁の穴がないか調べます。
CTと同様に胆のうの腫大した様子や胆嚢の周囲に炎症によって液体が貯留した様子を調べられ、さらに胆のう内の結石の有無も調べられます。
胆石があっても特に自覚症状がない場合は経過観察することが多いです。 胆石による痛みなどの症状がある場合は、手術による治療があります。胆嚢ごと摘出する手術を行います。手術以外にも胆石の状態によっては「胆汁酸製剤」と呼ばれる胆石を溶かす薬を内服する治療法があります。また、胆管にできた胆石は放置しておくと胆管炎の危険があるため、無症状でも治療の必要があります。
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