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逆流性食道炎

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは、胃酸や食物が食道へ逆流することにより炎症を起こす病気です。口や喉に酸っぱい感じや、苦い感じがこみ上げてくる自覚症状がみられます。胃には胃酸から粘膜を守るための機能が働いていますが、食道にはこの機能がないため胃酸にさらされると炎症を起こしてしまうのです。

逆流性食道炎は、胃食道逆流症の中の分類の1つです。逆流により食道の粘膜に炎症が確認されるものが逆流性食道炎となります。炎症がなくても自覚症状がある状態を「非びらん性胃食道逆流症」と言います。(※びらん…粘膜の炎症や減少)

胃食道逆流症の分類

逆流性食道炎 非びらん性胃食道逆流症
自覚症状
ある

ある
粘膜の炎症
確認できる

確認できない

逆流性食道炎にかかる人はどれくらい?

この病気にかかっている日本人は増加傾向だと考えられています。内視鏡における症状の確認数は1990年代より2000年代の方が増加しております。10人に1人が逆流性食道炎だと予想されています。ピロリ菌の除菌によって、胃酸を分泌する能力があがったことが理由の1つとされています。

逆流性食道炎の症状

  • 胃もたれ、胸やけ、胃痛
  • げっぷ、お腹が張る、食欲不振
  • 咳、喉の違和感、喉の痛み、声がかすれる
  • 夜間や空腹時の胸やけ
  • 胸の痛み
  • 呑酸(のどの辺りや口の中が酸っぱい、胃の中身が逆流する感じがする)

逆流性食道炎の原因

  • 暴飲暴食
  • 寝る前の食事
  • 脂肪分の多い食事
  • アルコールのとりすぎ
  • 喫煙
  • 不規則な食事時間

など生活習慣によるものが多く、また、妊娠中、肥満、便秘の人は胃腸器官が圧迫されやすい為に逆流しやすくなります。

検査方法

胃カメラ(内視鏡検査)によって食道粘膜の炎症、ただれ具合などを観察します。

治療方法

基本的に薬での機能改善を試みます。

  • 消化管の粘膜を保護する薬
  • 食道の機能を改善する薬
  • 胃酸を中和する薬
  • 胃酸の分泌を抑える薬

が主な薬です。また、逆流性食道炎は自覚症状がなくなっても食道の炎症は残っている場合があるため、治療を継続することが大切です。もし薬による治療で効果が得られない場合、もしくは長期の薬の服用が必要となる場合などは手術を行う場合もあります。

日常生活で気をつけること

食べない方が良いもの

胃酸の分泌を促進するものは基本的に避けましょう。

  • 油っぽいもの
  • 甘いもの(チョコレートは特に)
  • 柑橘類
  • アルコール
  • コーヒー
  • 炭酸飲料
  • 刺激物(辛いもの・酸っぱい物)

食事の時気をつけること

  • よく噛んで食べる
  • 腹八分目に抑える
  • 消化のいいものを食べる

食事以外で気をつけること

  • 腹部を締め付けるものを避ける(ベルト、コルセット)
  • 前屈みの姿勢をしない
  • 重いものを持たない
  • 体の右を下にして寝ない
  • うつ伏せ寝しない
  • 肥満解消
  • 喫煙を控える
  • 寝る時に頭を高くする

※本ページは情報提供ページです。本ページ内の医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。

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