予約の際の注意事項
大腸カメラ検査は予約日の3日前までに事前診察を受診する必要があります。
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ポリープとは、臓器内の表面をおおう粘膜の一部が「いぼ」のように膨らんだ状態をいいます。ポリープは発生する場所や原因も様々で、ここでは「大腸ポリープ」「胃ポリープ」「胆嚢ポリープ」を取り上げます。
ポリープはすぐに治療(手術)を必要としない良性のものもあれば、がんが疑われる悪性のポリープもありますので注意が必要です。
大腸ポリープには、腫瘍性のポリープとそうでないポリープが存在します。腫瘍性のポリープの場合、次第に大きくなっていると悪性化(がん化)する可能性があります。
ポリープが小さければ症状はほとんどありません。進行すると 腹痛、下痢、便秘、血便といった症状がでることがあります。
大腸ポリープの主な原因として、遺伝子の異常があげられます。特に、家族内に大腸ポリープや大腸がんの病歴がある場合、発生リスクが高いといわれています。
腫瘍性のポリープの場合、がんに進展する可能性があります。なお、がん化していても、まだ粘膜内にとどまっている状態で切除ができれば完治が見込めます。
治療法として、内視鏡的治療・外科手術があります。ほとんどのポリープは内視鏡を用いた治療で対応できますが、ポリープが大きく困難である場合は外科手術が行われます。
大腸ポリープの早期発見は、大腸がんの予防にもつながります。家族内に大腸がんや大腸ポリープの患者さんがいる場合は特に、病院で早めに検診を受けることをお勧めします。
胃ポリープは、大きく分類して「過形成性ポリープ」「胃底腺ポリープ」や、腺腫などのその他のポリープに分けられます。また、胃ポリープは胃炎を患っているとなりやすいといわれています。
胃ポリープのほとんどに症状はありません。なお、ポリープが大きくなると胃痛、吐き気、貧血といった症状があらわれることがあります。
胃ポリープの原因として 加齢、ピロリ菌の感染、胃炎があげられます。
腺腫性のポリープは、放っておくとなかにはがん化するものもあります。また、過形成性ポリープもまれにがん化することがあるので、経過観察と必要に応じて手術がもとめられます。
胃底腺ポリープの場合、一般的にがん化しないといわれており、手術は行われず経過観察となります。
切除が必要な場合、内視鏡的手術が行われます。
刺激の強い食べ物(辛いもの)を避ける、ストレスをためないなど 胃の負担を減らすことが大切です。また、過形成性ポリープはピロリ菌に感染した胃に発生しやすいため、ピロリ菌の除菌治療も有効です。
胆嚢ポリープのほとんどに症状はありません。検診で見つかることが多く、胆石や胆嚢炎などの他の病気の検査時に偶然発見されることもあります。
胆嚢ポリープの中で最も多いのが、「コレステロールポリープ」です。コレステロールが沈着し、粘膜が盛り上がっていくことで発声します。
胆嚢ポリープの大半を占めるコレステロールポリープは、良性のポリープなので必ずしも手術が必要というわけではありません。なお、ポリープの中には「胆嚢癌」といわれる悪性のものもあります。次第にポリープが大きくなっている、10mm以上の大きさ、胆嚢癌が疑われる場合は治療が必要になってきます。
胆嚢ポリープの治療法として、胆嚢を摘出する手術があります。胃や大腸のポリープとは違い、内視鏡を入れてポリープだけ摘出することができません。なお、手術が行われるのは胆嚢癌が疑われる場合に限ります。
胆嚢ポリープは、症状がなく検診で見つかることがほとんどです。中には胆嚢癌が疑われる悪性のポリープもありますので、定期的な検診をお勧めします。
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