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潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎とは

潰瘍性大腸炎とは持続した炎症が大腸に生じて、大腸の粘膜に深い欠損がみられたりただれができる「炎症性腸疾患」の病気の1つです。潰瘍性大腸炎は難病に指定されていますが、適切な治療をして症状を抑えることによって健康な人とほとんど変わらない生活を送れます。

また、潰瘍性大腸炎は、炎症が起きて症状が強く現れる「活動期」と、症状が治る「寛解(かんかい)期」に分けられます。適切な治療により、多くの人は寛解期を維持することができますが、人によっては再び活動期に戻り、活動期と寛解期を繰り返すこともあります。

最初に書いた通り、潰瘍性大腸炎は「炎症性腸疾患」の1つです。炎症性腸疾患は主に2つの病気があってもう1つは「クローン病」という病気です。これらはどちらも慢性の病気でその発症原因は詳しくはわかっていません。

潰瘍性大腸炎 クローン病
炎症の起きる箇所 ・大腸のみ
・直腸から徐々に広がる
・消化器全体(小腸や大腸、肛門を中心)
・複数にとびとびに発生
発症年齢 20代中心、幅広い年代 10代から20代前半
手術 症状の改善が見られない、排便のコントロールができない場合、大腸全摘 変形した腸の切除、肛門の症状が辛い場合は人工肛門
病変のできる部位

症状

血便や下痢が認められます。また頻繁な腹痛、重症になると発熱、体重減少、貧血。
潰瘍性大腸炎はその症状の重さによって重症、中等症、軽症に分類されます。

軽症
1)排便回数 4回以下
2)顕血便 (+)~(-)
3)発熱 (-)
4)頻脈 (-)
5)貧血 (-)
6)赤沈 正常
重症
1)排便回数 6回以上
2)顕血便 (+++)
3)発熱 37.5℃以上
4)頻脈 90/分以上
5)貧血 Hb 10g/dl 以下
6)赤沈 30mm/h 以上

重症度

軽 症:上記の6項目を全て満たすもの
中等症:上記の軽症、重症の中間にあたるもの
重 症:①及び②の他に、全身症状である③又は④のいずれかを満たし、かつ6項目のうち4項目を満たすもの
劇 症:重症の中でも特に症状が激しく重篤なものをいう。発症の経過により急性電撃型と再燃劇症型に分けられる。
劇症の診断基準は
(1)重症基準を満たしている。
(2)15回/日以上の血性下痢が続いている。
(3)38.5℃以上の持続する高熱である。
(4)10,000/mm3以上の白血球増多がある。
(5)強い腹痛がある。

原因

発症原因は明らかではありませんが、「免疫異常」が関係していると言われており、本来外敵に対して働くはずの免疫システムが自分の大腸を攻撃している状態ではないかとされています。その他に心理的な理由や、食生活の変化も原因に関係している可能性が考えられています。

検査

一般的にX線検査、内視鏡による大腸検査を行います。その他に場合によっては血液検査や検便も行われます。

治療

現在のところ、完治できる内科的治療はありません。ですが、腸の炎症を抑える効果的な薬によって症状をコントロールすることで、健康な人とほとんど変わらない生活を送ることができます。薬による治療で改善が見られない場合もしくは重症な場合は、外科手術で大腸全摘術を行う場合もあります。

患者数

発症年齢のピークは男性で20〜24歳、女性では25〜29歳ですが、若年者から高齢者まで発症します。性別によるかかりやすさなどは現在報告されていません。

潰瘍性大腸炎の患者数は年々増加しています。これは内視鏡による診断法が向上したことや、病気に対する認知度が向上したことも関係していると考えられますが、食事を含む生活習慣の西洋化も関係していると考えられます。

潰瘍性大腸炎と診断されたら
(活動期で症状がある時)

食事で気をつけること

  • 消化しやすく、高エネルギー・高タンパク・低脂肪・低食物繊維の食事を心がける
  • 魚、卵、大豆などがいい
  • 香辛料などの刺激物は控える
  • アルコール、コーヒー、炭酸飲料、冷たい飲み物は控える
  • 乳製品は過剰な摂取を控える

生活で気をつけること

  • 活動期は、長期の旅行や激しい運動を控える
  • 寛解期は厳密な制限はない
  • 過労や睡眠不足にならないようにする
  • 規則正しい生活を心がける
  • 症状が落ち着いても医師の診断・検査を定期的に行う
  • ストレスをためないようにする
  • 風邪薬や抗生物質を飲む際は主治医に相談する
  • 寛解期も暴飲暴食は避ける

治療費

潰瘍性大腸炎は国が定めた「指定難病」のため、申請して認定されれば医療費助成が受けることができます。腹痛や下痢でを繰り返す方は一度検査にお越しいただくことをすすめます。

※本ページは情報提供ページです。本ページ内の医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。